R2-D2の祖になるか。Artuμ 初の軍用機搭載AI
SWファンならずとも、その名付けの秀逸さからニュースを手に取ったので紹介。
R2-D2はビッグネームというか、いろいろなメディアが反応しています。
米空軍は、U-2ドラゴンレディ偵察機のパイロットの相棒として機能する人工知能システムを歴史上初めて飛行させた。
AIアルゴリズム、コールサインARTUµ(SW ドロイドR2-D2に敬意を表し、R-2と発音)は、「Vudu」少佐と一緒に飛行。
記事ではさらに、
他のパイロットと同様、Artuμには長所と短所があるが、アルゴリズム戦争の新時代に向け、人間とAIの両方を準備するために彼らを理解することは、次の必須のステップであり、これが軍用機に搭載されたAIアシスタントの最初の使用である。
とも解説しています。
でもそれより、なるほどと思ったのは、
既に、他のスマートテクノロジーやアルゴリズムが航空機で使用されていること。
例えば、Auto-GCASなどの地上衝突回避に役立つ最先端のアルゴリズムが、F-16に搭載されていたりすること。このシステムは、操縦者が意識を失った場合などに操縦を引き継ぎ、スムーズな軌道に戻すための「飛行制御ロジック」を使用、安全な高度に到達すると、制御をパイロットに戻すそうです。
戦闘機に詳しい方なら常識かもしれませんが、さすが飛行機はすごいと思います。
さらにR2-D2であれば、意識をなくした操縦者を基地に帰還させてくれるかもしれません。
さて、ARTUµ からやや話はそれますが、
AIでネット上のビッグデータを駆使すれば、烏合の集も集合知になれるのか。
単に膨大なデータの統計的解析や記録の参照などではなく、ある特定のアルゴリズムに、あるドクトリンに基づく何らかの判断を任せ、人間の判断の補完をさせようとする場合に、もちろんAIが支持された方向性を持って完璧を目指すとしても、ヒトでいう二割八割の法則が成り立ち2割のダメは存在し続けるのか、分散が多少高い方に寄るなどの変化が起こるのであろうか興味深々です。
AIは「三人寄れば文殊の知恵」になるか。R2-D2 いやC3-POかな、教えて欲しい。