令和3年度予算案 防衛費
Defensenewsでは次のような取り上げられ方です。
面白いのは、イージスアショアの代替としての、新しいイージス搭載艦艇について
(令和3年度予算では調査費のみを計上、建造費などは平成4年度以降に計画の模様。)イージスアショアのキャンセルとの関連をあえてコメントし、レーダーの選定にも言及しています。
この動きは、ミサイル迎撃のブースターが、人口密集地域に落下する危険性があるため、陸上に2つのイージスアショアシステムを構築する計画をキャンセルする決定に続くもので、以前のローカルメディアによると、提案された駆逐艦は、キャンセルされたイージスアショアシステム用に選択された、ロッキードマーティンAN / SPY-7(V)1レーダーを使用。」
産経新聞の報道(配信)では、
日本のメディアでは産経新聞大丈夫?と思えるので紹介します。
記事では9年連続「過去最大」を強調するも、その伸び率は0.5%と物価上昇率に満たず、過去数年の防衛費の伸びが1.0%強で伸び率は鈍化していること、及び、今年度は4千億円の補正により総額5兆7千億円強であり、補正後比では4千億円くらいの減となる防衛予算の実態を伝えられていないのではと懸念されます。
一方の朝日新聞では、
政府は21日、一般会計の総額が106兆6097億円となる2021年度の当初予算案を閣議決定した。前年度から約3兆9千億円増え、9年連続で過去最大を更新…(中略)…新型コロナウイルスの感染拡大対応、感染対策、社会保障費、介護現場の処遇改善、「薬価」引き下げ、保育の受け皿整備、35人以下学級などに触れた後、
「防衛費は、5兆3235億円と、7年連続で過去最大を更新。航空自衛隊のF2戦闘機の後継となる次期戦闘機の開発費として576億円を計上した。」とサラリと。
2021年の防衛費は長射程の誘導弾などの新規事項も多く、国外メディアも注目していまが、国内では良くも悪くも、あまり話題にならないのですね。
話はそれますが、米国の100兆円近いCOVID対策は、日本の国家予算レベルです。