EspritdeKzhrot’s diary

Pick up the interesting topics of naval security from the U.S. Department of Defense and U.S. Navy trend reports and so on. Also, I will make a note and follow on my ideas.

海兵隊 F-35B が HMS Queen Elizabeth と演習

先ごろの米海兵隊と英海軍HMS QE及び英空軍の演習は、相互運用性の向上に成果。

空自海自との共同においても同じようなことが予想され、たくさん魚を食べたなど笑い話のほかにも、いろいろな教訓があると思われますが、なかなかたいへんでしょう。
ALISの共同運用はまあ成功のようですが、相互運用性のレベルの検証が必要ですし、ALISは破棄されて新しいシステムにする話もあり、フォローが必要です。
一朝一夕にはこのレベルの共同は難しいとしても、海自DDHの運用を含め事態の進捗は早く、時間に余裕ありません。

海兵隊には馴染みのないスキージャンプ運用は、大きな問題はないようですが、海自の艦艇の大きさは強襲揚陸艦の運用が近いですね。
シミュレータも有効だそうです。
news.usni.org


記事は概ね以下の内容です。

海兵隊のF-35B JSF戦隊は、英海軍HMS QEでの約2か月間の訓練を終え、米英の戦闘機が交換可能とする道を開いた。
・VMFA211「ウェイクアイランドアベンジャーズ」と英空軍617中隊「ダムバスターズ」は、シームレスなF-35Bを運用。を維持できることを示した。
・VMFA-211指揮官のJoseph Freshour中佐は、過去数週間に亘る、飛行隊の航空機、共有部品、統合保守の運用を説明。
 ・2つの部隊間の相互運用性、戦術、戦術的統合のデジタル面、航空機の保守方法など、実際に確認。
 ・必要に応じて部品を共有することさえできたという点で有効
 ・英米の航空機が混在し、英米相互の指揮を確認
 ・両海軍の相互運用性と互換性の両方をテストする飛行作戦を実施
 ・最大成果は、その大きさとSCOPEの航空機の展開がどのようになるか、フライトデッキの管理を検証したこと。
 ・合計15機の航空機(VMFA-211から10機のF-35B、RAF 617から5機)で、飛行操作と保守手順を練習訓練。
 ・たとえば、米国の飛行隊が部品を必要とした場合、一時的に英国の部品を使用し、後で米国の部品に切り替えるなど。
・特にデジタル面では、[Autonomic Logistics Information System]でのパーツ流用がシームレスに実施できた。
・それは、作戦の障害になる可能性があったが、実際に行うことができ、計画どおりに進むことを実証した。
・この演習が、アメリ海兵隊が慣れていない天候で訓練する機会となった。
・英国の天候での運用は大きく異なるが、慣れない機構での訓練機会となった。
・米空母と異なり、QEにはF-35Bが離陸できるスロープが装備されているが、海兵隊がスロープのない米揚陸艦からの運用方法とそれほど変わらないことがわかった。
・ランプから離陸する方が簡単で、コックピットでパイロットが行う手順は少し少なくなった。
・ランプが提供する空気力学のおかげで、より短い距離から離陸することが可能。
・ランプまわりの異なる風の影響があるが、大きな違いはなく、パイロットにとってLHDからQEに行くのは難しくない。
QEの甲板はワスプ級強襲揚陸艦に比べてはるかに大きいため、海兵隊はより多くのF-35を搭載して作戦が可能。
・この訓練に先立ち、海兵隊アリゾナ州ユマとイギリス空軍マーハムの両方でシミュレーターの訓練を受けた。
・シミュレーターは、実際の船の環境をシミュレートし、次に航空機の実際の感触をシミュレートし、パイロットは実際に航空機を操縦したのは初めてでも、かなり準備ができていると感じたと思う。
F-35メンテナンス用のシステムを適切な接続で稼働させることは、はじめは困難だった。
・英国との成功は、米国がそのようなモデルを他のパートナー国に適用できることを示している。
・英国海軍は数十年にわたって空母を運用していないが、米海軍との交換を行いギャップを埋める役割を果たした。