キニナル報道を拾い読み
時節柄とはいえ、暇なのに時間がない日々を過ごしてなかなか報道に目を通せませんが、キニナル報道を拾い読み。
タイミングとして当然とも言えそうなPAC-3の話題。
他の武器もそうですが、これだけの引合いに見合う製造ができるとも思えないので、納期に注目です。
https://www.defensenews.com/flashpoints/ukraine/2022/12/13/us-poised-to-approve-patriot-missile-battery-for-ukraine/
US poised to approve Patriot missile battery for Ukraine
極超音速兵器に対応、「PAC3」に新型レーダー導入で調整…探知距離が数倍に
https://news.yahoo.co.jp/articles/ec5b769a4b16d010ea90ed6b5a51c4d3655d01af
ちなみにミサイル調達価格実績などご参考。
https://espritdekzhrot.hatenablog.com/
UK - TOMAHAWK BLK IV TORPEDO LAUNCHED LAND-ATTACK MISSILES
SWITZERLAND – PAC3 MSE MISSILES
DDG(X)プログラムの遅れは、FLTⅢの建造継続を意味すると思われるので、時間稼ぎの意味で海上自衛隊にとっては好都合ではと思われます。
https://www.defensenews.com/naval/2022/12/12/us-navy-secretary-sees-no-need-to-rush-next-gen-destroyer-program/
US Navy secretary sees no need to rush next-gen destroyer program
By Megan Eckstein
JSMやNSM、このくらいの射程のSSMの引合いも増えそう。
https://www.defensenews.com/industry/2022/11/23/kongsberg-precision-strike-missiles-to-replace-harpoons-on-uk-warships/
Kongsberg precision-strike missiles to replace Harpoons on UK warships
年末まで半月となったこの時期、防衛3文書?そろそろ各所説明の情報が報道に載ってきています。
予算とともに早期に公表が期待されます。
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUA09CDA0Z01C22A2000000/
海上自衛隊に「海上輸送総隊」創設防衛3文書に明記
地対艦ミサイル部隊増強 陸自2千人が海空へ安保3文書骨子案判明
「反撃能力(敵基地攻撃能力)」に関しては、射程を1千キロ以上に延伸する12式地対艦ミサイルの部隊を現行の5個から7個に増強。
航空自衛隊のみの無人機部隊は陸自と海自にもそれぞれ新設
陸自の定員約2千人を海空に振り向け、総定員数は現行の24万7千人を維持 とか。
「スタンド・オフ防衛能力」は、現行中期の約2千億円から約5兆円に増額
「トマホーク」を念頭に取得。12式地対艦ミサイルを改良、艦艇、航空機、潜水艦からも。
継戦能力は、部品不足が常態化し共食い整備を余儀なくされる状態を令和9年度までに解消
燃料タンクを整備し、民間燃料タンクを借り上げ
弾薬補充を急ぎ、陸自約90棟、海自約40棟の計130棟を新設。
「不要弾薬の廃棄促進」も盛り込んだ。
宇宙・サイバー・電磁波など「新たな領域」での戦いを強化するため、組織改編も進める。
海自は護衛艦と機雷を除去する掃海艦を一元管理するため「水上艦艇部隊」に改編
情報戦に関する能力を陸空自や海上保安庁と融合するため、「情報戦基幹部隊」を創設
空自は「宇宙作戦群」を「宇宙作戦集団」に格上
空自名称も「航空宇宙自衛隊」に改称
情報収集するため無人機を導入、作戦情報団編成
常設の統合司令部を創設
サイバー防衛従事隊員を約2万人とし、専門部隊を約4千人に拡充 などなど