Gluttony と Lust の差
七つの大罪から。
映画「セブン」でも重要な謎解きのテーマとなった、七つの大罪。
英語では、seven deadly sins
七つの内訳は、
pride, greed, wrath, envy, lust, gluttony, and sloth
プライドは割と良い意味で使われる事が多いですが、ドラマでも有名なジェーン オースティンの、
Pride and Prejudice が 高慢と偏見と訳されているところを見ると、日本語の持つ意味より広い意味の言葉なのかと思わされます。
さて、七つの大罪は人の欲を戒めるものでしょうが、正にdeadly sinsで、命の根源に関わるもの。
日本人というか、キリスト教徒でないと sin という概念からなかなか理解し難いですね。
さてさて、命の根源に係る本能的な欲で、最たるものは食欲と性欲。それらは特別に、感情や理性を超えた何かがあり、それ故に各種宗教道徳や社会規範が作られたと思われます。
なのに、Gluttony はグルメや飽食悪食を含め、社会的に過剰に容認されている。大食い選手権に限らず、グルメ情報の氾濫やら、SNSの一大テーマでもあるほど社会に認知、容認されているのに対して、 Lust は日陰もの扱いで、差別的に扱われることが多く、プライベートを超えると時には法に触れるとか、世間に後ろ指さされるとか、なんとも立場が悪い理由はなぜでしょう。
それが持つ衝動性やコントロールレベルの違いによるとか、人が文化を作る上でそうして来た理由があると思われるのですが、知りたいですね。というオチなしの件でした。
【続きを追記】 七つの大罪
とある本を読んでいて、ヒトの進化と文明の発展との乖離に、その原因がありそうというところにさしかかっています。
すなわち、DNAの繁殖の上で、男女性差の求めるものと、文明の発展の過程で求められる社会秩序と排斥されるもの?との齟齬にあるらしいという話です。
調べを進めます。 2020.11.30