ミロはメロス、ニケはナイキ
たまに芸術に触れると圧倒されるとか、総毛立つとか、あるスイッチがオンになる、それは脳の何処に作用するのでしょう、は脳科学?
さて、ミロのヴィーナスはデフォルメされたかのような大きな背中の圧倒的体格。
女神ですが骨も筋肉の凹凸も女体がそのまま固まったか大理石から湧き出たようで、石とか工作を超え、そこに重量感で佇みます。
ルーブルのサモトラケのニケは、階段の上だから、より大きく見えるが、肉体は細めと言うか風で纏わりつく衣に目が行くきます。
ミロはメロス、ニケはナイキ。
アングルの泉を見た時、そこに立つ小柄な裸体は温もりすら感じさせる肌そのもので驚く。
近づくと肌は、色の点々で目に入る光のそれ。
肌から反射する光を描いているのか。うーん。