EspritdeKzhrot’s diary

Pick up the interesting topics of naval security from the U.S. Department of Defense and U.S. Navy trend reports and so on. Also, I will make a note and follow on my ideas.

予言の自己成就

予言の自己成就は自分で思い込んだ不幸を予言し続けることで、その不幸が実現すること。

受験生に「滑る」「落ちる」とか結婚式で「別れる」「切れる」などの言葉を使わないのは負の予言の自己成就が起こるから。まさに言霊、ネガティブな言葉を使うのは避けようというのが一般的な受け止めに近いと思われます。

さて、

三島由紀夫vs東大全共闘 50年目の真実』(2020年3月20日公開)を見ました。1969年、昭和44年は、気付かないながらもきっと私の人生に影響を与えたであろうことがいろいろありました。

中学生になった私には、全共闘世代は少し先輩、三島由紀夫は40代前半の、思春期に敗戦を迎えた世代で、今の歳になってみればさほど離れていないように感じますが、当時は随分と大人に思えたものです。

この討論の中で、一年半後の出来事を予言するような発言があった事を初めて知りました。これは予言というより決意と言った方が近い気もします。

 

東大全共闘の人たちが、その後の人生をどのように生きたのか、その思想と生活をどう整理したのか興味があるので、いずれゆっくり読んでみたいです。

 

書き忘れてたのでメモ追記(2021/05/18)

1970年の市ヶ谷での事件、当時ライブ報道を見て持った強い違和感の意味が、この映画を観て分かったような気持ちになりました。

 

討論会場にいた1000人ほどの学生が、ヤジることなく熱心に聞き討論の進みをじっと見ている一方で、一年半後の自衛隊での演説ではヤジが飛ばされ、冷笑に包まれている。東大全共闘には通じた言葉が、自衛官には通じなかったことが意外というか、聴衆に漂う揶揄するような空気が、当時中学生の自分には理解出来ず記憶に残る違和感となったようです。

 

未だ自衛隊憲法改正を標榜する自民党への違和感として、心に整理されず残っています。。