観光ビザの外国人が働くことを認める措置

海外のSNSで、日本は観光ビザの外国人でも働けるようになったと話題になっていると聞き、新たな経済対策か？これは世界から日本に殺到するのではと思い、ニュースを検索してみました。

日経　2020年11月30日 17:00 によれば、
 出入国在留管理庁は30日、新型コロナウイルスで帰国が困難な外国人に週28時間以内のアルバイトを認めると発表した。保有する在留資格では就労できず、帰国できない事情がある場合、資格外活動の許可を申請してもらう。12月1日から一時的措置として実施する。

「短期滞在」など就労が認められない在留資格で日本に滞在する外国人の利用を見込む。新型コロナの影響で帰国するための航空便が確保できない場合や親族や所属機関からの支援が見込めない人が対象になる。

なのだそう。

なるほど、今回の措置は外国人労働者の問題というより、出入国が止められたりその影響を受ける、コロナ被害者の救済なんだね。

でも聞いた雰囲気では、なにやら意図的な、違う伝わり方みたいですが。

日本は観光ビザで働ける噂は、技能実習や留学とは異なる、低コスト低リスクな出稼ぎとして悪用する人たちに注目されているかもしれません。観光客の入国を禁じている間に、国内に在留せざるを得ない人の収入を確保することは当然としても、いずれ迎える観光客の入国開始と同時に「観光ビザでの出稼ぎ外国人」の大量入国なんて事には？

入国再開と今回の措置の時期をどうやって合わせるかが要訣でしょう。

技能実習にみられる建前と本音を使い分けるようなこと再び、みたいな事にならなければ良いと思います。